昨今のテレビは大画面が主流となり、リビングでの存在感が増しています。
また、薄型化・軽量化でテレビの壁掛け設置も年々人気が高まっていますよね。
今回はそんなテレビの設置に関して予め押えておきたいポイントやテレビと家具のバランスなどを考えていきます。
もちろん、見た目のお話ですのでお好みによる所はありますが、自分のスタイルにあった設置でバランスよくおしゃれにまとめたいですね。
『置き型』と『壁掛け型』の違い
まず、テレビの設置方法に関しておさらいしていきたいと思います。
テレビの設置には2タイプあります。
『置き型』はテレビ付属のスタンドを利用し、天板に置くだけで設置が完了。
お手軽に設置ができます。
一方で『壁掛け型』はテレビと金具の互換性などを事前に確認しておく必要があります。
それぞれのタイプで気を付けるポイントやサイズバランスの考え方が異なりますので、順に解説します。
『置き型』の配置とサイズバランス
ローボード(背の低いテレビ台)へテレビを設置する場合、気を付けたいのは「テレビの幅よりゆとりのある大きさを選ぶ」です。
全体のイメージとしては、テレビとテレビボードの関係が「台形」になると見た目のバランスがよく、安定感があり落ち着いた雰囲気となります。
ローボードは、ある程度テレビサイズが大きい・または小さい場合でも極端にバランスが崩れないと思いますので、『台形』を意識して選定してみてください。
なお、背が高いテレビボード(テレビの周りが囲われているタイプ)へテレビを置く場合は、下の『壁掛け型』の配置とサイズバランスをご参照くださいね。
『壁掛け型』はムズカシイ?
一般的に壁掛けとは文字通り住宅の壁に直接テレビを固定する事を言いますが、固定する側の住宅の壁に下地補強が必要であったり、将来的なテレビの買い換え時のことを考えると、家の壁に直接固定するのは少しハードルが高く躊躇してしまう方も・・
でもご安心ください!
パモウナのリビングボードでは、専用の金具を使用し家具のバックパネルに固定する方式。
もちろん住宅の壁の工事は不要で、お手軽に壁掛けが実現できてしまうのが魅力。
スタンドの無いスッキリデザインはきっとお部屋の雰囲気を変えてくれますよ!
これからご紹介するポイントを参考にテレビの壁掛けにトライしてみてはいかがでしょうか?
『壁掛け型』対応可能シリーズは?
まずはどのシリーズで壁掛けが出来るのか見ていきましょう!
現時点(2022年8月)でのラインナップでテレビの壁掛けが可能なシリーズは以下になります。
採用している壁掛け金具にもシリーズで違いがありますので、お好みのスタイルなどご確認ください。
『壁掛け型』の配置とサイズバランス
続いてテレビとのサイズバランスを考えてみます。
せっかく壁掛けにしてもサイズバランスが悪いと「なんかイメージと違う・・・」ということになりかねません。
『ボックス内固定式』と『パネル固定式』では少し考え方が異なるので、分けて解説しますね。
ボックス内固定式はテレビの周囲が囲まれたデザインになります。
その場合、一般的には「余白が狭く窮屈にならない」、また「余白が大きくスカスカな印象にならない」状態がよいといえます。
目安としてテレビの周りには5~10cm程度の空間が設けられた状態がおススメとなります。
それを踏まえ、具体的にテレビとテレビボードのサイズを見ていきましょう!
以下、一覧は近年発売されている主要テレビメーカーのインチ数と平均サイズ、想定されるテレビボードサイズの表となります。
なお、メーカーや機種によりテレビのフレーム幅などの違いで外形サイズは異なりますので、あくまでも目安とお考えください。
テレビインチ数 | テレビサイズ(目安) | 想定ボード幅 |
43インチ | 縦56cm×横97cm | 幅120cm |
50インチ | 縦65cm×横112cm | 幅120cm |
55インチ | 縦71cm×横123cm | 幅140cm |
60インチ | 縦77cm×横134cm | 幅160cm |
65インチ | 縦83cm×横146cm | 幅160cm(~180cm) |
75インチ | 縦90cm×横158cm | 幅180cm(~200cm) |
実際にテレビを配置したバランスは下記の様な見た目のイメージになります。
『壁掛け型』テレビの高さに関して
テレビを固定する高さに関しては、金具の固定位置で調整が可能となります。
テレビや金具を固定する際に、テレビを希望の高さに決めて固定をすれば自分の丁度いい高さに設定が行えます。
(テレビの種類やテレビボードのタイプによって固定位置が限られてしまう場合もあります。)
調整が可能な機種の場合では下記ポイントを押さえて高さを決めるといいでしょう。
ポイント① 視聴する際の見やすい高さ
ポイント② テレビボードとの上下空間のバランス
一般的にテレビが見やすいとされている視聴高さをまとめました。
以下を参考にしてみてください。 (テレビとの視聴距離や座位によっても異なります。)
『壁掛け型』はどんなテレビでも壁掛けできるの?
そもそも、お持ちのテレビや購入予定のテレビは壁掛けができるのでしょうか?
「最近のテレビであれば、どの機種でも壁掛けできるのでしょ?」と思われるかもしれませんが、条件によっては壁掛けができないテレビも・・
必ず事前の確認をお忘れなく!
取り付けできない例
・テレビの重量が壁掛け金具の耐荷重を超えている
・テレビ背面の固定ネジ穴の間隔が対応していない
・テレビ背面に凹凸や段差がある
・固定した際にテレビボードからはみ出る
2020年以降に発売された主要メーカーに関しては、よくあるご質問から【壁掛けテレビの対応機種を知りたい】より一覧が確認できます。
事前に対応可否を確認してくださいね。
いかがでしたでしょうか?
将来的なテレビの買い替えの事まで見越して考えると・・色々と悩ましいですね。
また、今回の記事ではテレビと家具のみにフォーカスを当てていますが、実際には設置するスペースやお部屋の雰囲気も影響します。
普段よく目にするテレビとテレビ周りは慎重に検討を進めたいですね!
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